飯田みち代先生

京都大学教育学部教育心理学科卒業。

在学中は「京都大学音楽研究会ハイマート合唱団 」に在籍。

日伊コンコルソ金賞、声楽を故引田リエ子、M・ランティエリ、S・ギオーネ、V・シュラバートに師事、オペラはC・スタニシェフ、C・オカルント、K・ブッシュに、歌曲をD・ルッツに指導を受けた。

飯塚音楽コンクール大賞他多くのコンクールで受賞、また、愛知県芸術文化選薦を受賞した。

日本人離れした容姿と声を生かしてオペラのレパートリーは広く、ヴェルディの『椿姫』のヴィオレッタ、プッチーニの『ラ・ボエーム』のミミとムゼッタなどといった古典的オペラから、リヒャルト・シュトラウスの『ナクソス島のアリアドネ』のツェルビネッタなどの後期ロマン派やベルクの『ルル』のルル役(日本初演)などの12音技法や間宮芳生の『夜長姫と耳男』の夜長姫などの無調のものまである。

近年はサントリー音楽財団創設40周年記念公演村上春樹原作・望月京作曲 オペラである『パン屋大襲撃』でもヒロインを日本初演し、琵琶湖ホールの『ルル』でも、『歌唱力抜群で、陰陽自在な発声で多層の女性像を魅力的に描き出す、驚くべき才能』(音楽現代より)などと、絶賛された。

また、コンサート活動も活発で日本国内のみならず、イタリア・ドイツ・オーストリアにてもリートリサイタルや各種コンサートに出演している。

『飯田みち代愛を歌う』『Michiyo Iida singt Richard Strauss und Alban Berg』(プライザーレコード)『前田佳世子歌曲集』などがリリースされている。

二期会会員。当団ボイストレーナー。